レーシックでここまで視力が回復

レーシックとは、角膜屈折矯正手術の名称で、裸眼視力を向上することができるということで、
今では年間手術件数はアメリカで140万件、ヨーロッパで75万件日本で45万件程度と言われています。
1990年代にアメリカを中心にその手術方法が認知されるようになりました。
そんなレーシックの効果はどのようなものなのでしょうか?

その基本的な術法は、以下のようなものです。

まず目の表面の角膜にエキシマレーザーを照射し、フラップとよばれる蓋状に切り取ります。
その後、あらかじめ計測しておいた数値を基準に、表出した角膜実質層の曲率を変え、視力を矯正します。
フラップを作る方法には、レーザーで削る以外にも、マイクロケラトームという眼球用カンナでスライスする方法もあります。

視力は術後直後から1日程度で、劇的に改善します。
ただし、安定するには1ヶ月程度有します。
レーシックでは9割以上のひとが裸眼で1.0以上になるといわれています。

国内業界最大手の、品川近視クリニックでは、110万件の実績があります。
平均で、手術前平均視力0.08→手術後平均視力1.65と視力回復を実現しています。

名古屋のセントラルアイクリニックのデータでは、術前平均は0.07に対し、手術翌日には1.15、1週間後で1.25以上の裸眼となっています。
だいたい、1ヶ月後にはほぼ安定して1.3以上の裸眼視力になっているようです。

なかなか長期的な経過データはない、比較的新しい手術ですが、
10年を経過したケースでも、裸眼視力1.0以上と、良好な結果になっています。
ただ、あくまで平均値の話であって、中には強度近視や老眼などのケースもあり、どの程度矯正できるかは個人差が大きいようです。

どの眼科でも、施術前のカウンセリングで、どの程度改善したいか、相談することになります。
角膜の薄い方は、希望の数値までもっていけない場合もありますが、
目安としては眼鏡、コンタクトなどを使用しているときの、矯正視力が最大といわれています。
非常に繊細な手術になりますので、術数の多いクリニックを選びましょう。
また、レーシック手術後の視力はどれくらい持つのかも知っておきましょう。