手術に痛みはあるのか

レーシックは、ずれてしまった焦点を調整するために、角膜を削る手術です。
レーザー機器もしくは、マイクロケラトームという眼球専用カンナで、角膜の表面を薄く切ります。
フラップとよばれます。
そして露出した角膜実質層に、エキシマレーザーによってわずかに削ります。
ナノレベルの精度が求められます。
表面の曲率を目標数値まで調整し、フラップで蓋をします。凹レンズのカーブのイメージです。

なんだかきいただけで痛そうですが、実際はどうなのでしょうか。

レーシックの手術をする前に、当たり前ですが、麻酔をします。
しかし全身麻酔や部分麻酔ではなく、点眼による麻酔です。
ですので、注射が苦手なひとも大丈夫です。

しかし、この麻酔、眼を確かにひらいているのに、自力では瞬きができなくなります。
その状態で、角膜を削るので、その恐怖感はかなりのもののようです。
痛みは、そう強くはないのですが、痛み以前に、その恐怖感、開いているのに一瞬見えなくなるのが耐えられないという方もいます。

また、眼の表面への強い圧迫感を感じるかたはいるようです。
ただ手術自体は10分程度ですし、耐えられないような痛みはないので、安心して大丈夫です。

麻酔の効果は1時間ほど持続します。
1時間後にじわじわと痛みを感じるひとも中にはいるようですが、次の日には、痛みという感覚はなくなっていることがほとんどです。

極端に痛みに弱いかた、パニック発作などをもっている方は、事前に相談しましょう。
精神安定剤を処方してもらう手もあります。

「無痛」を謳っているクリニックも増えてきました。大体、次のようなケースが多いようです。

①無痛点眼薬を処方する。
②鎮静薬や睡眠薬を投与する。
③術後対策に、角膜保護用コンタクトレンズを装用する。
④痛み止め用点眼薬、内服薬を処方する。

レーシックは自費診療ですので、トラブルがおきても、施術後の通院は、自費になります。
クリニックによっては、そのクリニックでレーシックを受けた患者に限り、その後も診察してもらえるケースもあるようです。
必ず術前に確認しましょう。
こちらのサイトにアイレーシックと通常のレーシックの安全性の違いについてかいてあります。