どんな手術方法?

http://www.aerconditionatieftin.com/にも書いてあるようにLASIKは 「LASER ASSISTED InSitu KERATOMILEUSIS」の頭文字からつくられた言葉です。
日本では、正式名称をエキシマレーザー角膜屈折矯正手術といいます。
手術方法としては、目の表面の角膜を薄く削り、フラップとよばれる蓋状にめくります。
その後、露出した角膜実質層を、エキシマレーザーで削ることにより、角膜の曲率を調整します。
1990年に、ギリシャで初めて行われてから、裸眼視力を向上する唯一の方法として認知が広まり、いまでは世界中で一般的に施行されています。

アメリカでは、1995年にエキシマレーザーの使用認可がでました。
日本では一歩おくれて2000年から厚生労働省がエキシマレーザーの使用認可を出しました。
当初は、フラップの跡が雑であったり、細菌感染などが問題になりましたが、医療の進歩は目覚しく、
フラップを削る手法や機器も発達をとげ、術数や医師の技術もあがり、徐々に安全性も確立されてきました。

具体的には以下の手順で、レーシックは行われます。

①計測
 視力と眼圧、焦点距離、ずれ、角膜の厚さなど重要な数値を測定します。
 ここで、適用不可になる場合もあります。
 不適用になるケースとしては、角膜の厚みが足りない、眼に疾患がある、近視進行中の10代、老眼の進行する老年などがあります。

②しばらく、眼鏡やコンタクトをしないで目を休ませます。
 1日~2日程度です。

③レーザー機器もしくは、マイクロケラトームという眼球専用カンナで、角膜の表面を薄く切ります。
 フラップとよばれます。

④露出した角膜実質層に、エキシマレーザーによってわずかに削ります。
 ミクロンレベルの精度が求められます。
 表面の曲率を目標数値まで調整し、フラップで蓋をします。
 凹レンズのカーブのイメージです。

⑤フラップが自然にくっつくまで、放置します。  60分程度、別室で様子をみます。
 早い人では直後から、視力が回復します。

⑥視力が安定するまでには、しばらくヘイズなどの副作用がみられますが、1ヶ月程度で安定して1.0以上になります。

レーシック手術を受けられる条件についてはこちらのサイトを参考にすると良いでしょう。





フラップのくっつく速度や強度には個人差があります。
激しいスポーツをするひとなどは、不適応になる場合もあります。
最近では、フラップを作らない方法も、開発されています。
もしずれてしまっても、フラップを再生させる手法もあるので、必ず指示された通りに受診しましょう。
日本でも手術を受ける人が増えてきたレーシックの失敗する確率や失敗したときの症状などについてはこちらをご覧ください。